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■【障がい者(障害者)就職・採用・転職ノウハウ】

第33回「就職・転職ケーススタディ 事例-21『専門性を高めたく退職を決意、縁を決め手に想定外の業界・職種へ』」

日本を代表する精密機械メーカーに新卒で入社し5年勤務した20代後半の女性が、もっと専門性の高い仕事を目指して退職。
専門学校に通学しWEBの勉強をしつつ就職活動を行い、転職に成功した。でもそこは彼女が考えていたものは全く違う業界・職場・仕事ですが、想定外の転職の決め手は「ご縁」でした。

■Vさんの事例

■ 年齢/性別: 20代・女性
■ 在 住 : 千葉県
■ 障 害 : 上肢障害 5級
■ 業界/職種 : 石油化学・健康管理センター

■新卒入社で切磋琢磨の5年間

Vさんは、乳児期に頭から転落したことが原因で左半身が麻痺した後遺障害があります。幸いなことに足はほとんど麻痺が分からないほどまで回復し、左上肢については親指、人差し指、中指が拘縮(=関節や筋肉の動きが制限された状態)しており、ぎゅっと手を握る等の動作は困難ですが、紙をつまむことや、ペットボトルの蓋をつまんで回す動作等は可能な程度の麻痺です。

大学まで普通校に通学しており、大学在学中に身体障害者手帳の申請をして5級の認定を受けています。彼女自身は障害者手帳を取得する気は無かったのですが、大学の就職課の先生から障害者採用と一般の新卒採用と両方活動できるから…と勧められて申請をしたそうです。

そして彼女は新卒障害者採用枠で1部上場の機械メーカーへ一般事務職で入社。総務課に配属になり、まずは庶務業務から教えてもらいながら徐々に担当業務を広げて5年が過ぎた時点で、幾つかの福利厚生業務と個人情報保護関連の業務を担当するまでになりました。

■自分の持つ障害、キャリアプランと向き合っての決意!

上場・大企業の本社・総務部ともなると、数千~数万の人数の社員に関する膨大な事務が、決められた時間までに迅速・正確に処理されて当然であり、間違いや遅滞が許されない環境です。同時に重要な庶務業務として来客受付・応接へのご案内・お茶だし等も任されていたので、多数の来客対応もお客様を待たせることなく丁寧に行い、会社の顔として身だしなみ・言葉使いにも注意する毎日だったそうです。

左手に麻痺があるVさんは両手を使う正確な処理・細かな作業を早く行うことができません。ならば、総務のメンバーの一員として「自分はどの部分ならできて、どれができない仕事か?」と常に考え「このまま総務部しか知らないままで良いのか?」と思うようになり、5年が過ぎた昨年の夏に思い切って退職し、WEBデザインの勉強を専門学校に通って始めたのです。

同時に学生時代に取得した英検・準2級を2級にレベルアップすべく、英語の勉強と年始の英語検定受験も計画し、今後の自分のキャリアプラン・ライフプランをじっくり考える秋~冬としたそうです。そして翌年の2月に弊社へ登録され、私どもと一緒にVさんのセカンドキャリアを考えることになりました。

■経験と夢の狭間での足踏み…

前回のUさんのような経験・スキル・キャリアが十分ある訳ではないのですが、Vさんは若いこと、色々な可能性が考えられること、そして上場企業で十分なビジネスマナーを習得されていること…などで、やはり弊社の営業メンバーからぜひこの求人案件に!いやこっちの案件にもと声が上がり、Vさんに複数の求人案件が紹介されました。

しかしVさん自身は「自分は総務部とは違う仕事もできるはずで、今はWEBデザインの勉強をしているから、例えば企業ホームページの更新作業とかネット対応の仕事などに興味があるけど、いきなりシステム部で仕事ができるとは思えないし…。どんな部署でどんな仕事が自分に合っているのかしら?」と、まだ迷い・悩んでいる状態で、一度に4社・5社と応募するよりも1、2社ずつ慎重に応募して行きたいとのことでした。

彼女自身の希望の仕事が明確になっていないとはいえ、WEBデザインと英語の勉強をしているならば少しでも関係のありそうな、将来的に関係できそうな求人に絞って弊社から推薦を進めて行くことになり、まずは外資系企業と食品メーカーの人事部に相談しました。

しかし、世の中やはり甘くは無いもので、外資企業からは今回は経験重視なのでVさんは書類選考でNGとの回答があり、食品メーカーは面接に呼ばれたのですが、入社後のキャリアビジョンが不明確で、Vさんが何をしたいのかよく分からないのでNGとの結果が出てしまいました。

そうなると、応募保留にしていた4社にも挑戦しよう…あまり、WEBや英語に関連は無いけれど、それでもどこに出会いがあるか分からないし、そもそもVさんが意識している限られた範囲よりも意識してないところにこそ大きな可能性があるのでは…とまで言うと大げさですが、とにかく4社(専門商社、ネット通販会社、経済団体、石油化学メーカー)に推薦しました。

■意欲と共にキャリアプランを伝える必要性

私どもの経験・感覚からすると、この4社の中では経済団体が本命でした。今までその団体に採用された方々とVさんに共通するところが幾つかあったことと、なによりもVさんの自宅と職場の距離が4社の中では一番近く、長く安定して働き続けることが十分できるはずだと思っていたからです。ところが、1次面接の結果は不合格。先方からは、Vさんのお人柄や前職での経験には何も問題は無いけれど、WEBや英語の勉強を熱心にされている現在のお気持ちと、もし入社いただいたら当団体で何をしたいのか?どうなりたいのか?と、将来のことを問うとちょっと…とのことでした。

面接では定番の質問…
1.前職の退職理由は?
2.当社に入社したら何をしたいの?
3.将来どうなりたい・どうするの?
(働き続ける?結婚・出産で退職する?やりたい仕事が当社でできなくなったら転職する?)があり、

Vさんも都度精一杯の回答をしてきたのですが、新卒入社した上場企業の総務に5年以上勤務したのに思い切って辞めた理由が「もっと専門性を高めたい」、そしてWEBの専門学校に通って英語の勉強もしているけれど、応募した新しい会社の中で何部に所属してどんな業務をしたいのか?今ひとつ明確に言えないこと、また、30代・40代・50代の自分はどんな人物に成長していたいのか、働き続けたいのか、子供を生み育児に専念したいのか…「まだ決めてないから分かりませんが、今は仕事を優先したい気持ちで一杯です!」などと上手に回答することができずちょっとモジモジしたこと、そんなことが不合格の原因でした。

やはり20代の採用となると、企業側も長期雇用を前提に考えて良いのかどうか確かめるのは当然です。しかし、働く意欲はあるけれどビジョンやプランを問われると困ってしまうVさんはどうすればよいのか?

模範解答は、ビジョンやプランを作ってから面接に望むことです。そのために、私ども紹介エージェント(コンサルタント)がいるのです。

■自分が感じた“縁”を決め手に

ところが、Vさんは4社の選考が立て続けにあり、じっくり相談する時間がありませんでした。結果を先に言うと、私どもの感覚では4社の中で一番本命から遠いと思っていた石油化学メーカーの本社・健康管理センターの一般事務職で内定が出ました。ここの職場は英語と関わることはありません。WEBの業務もありません。前職の総務部の仕事と大きな違いはありません。

何がVさんと会社を結びつけたかというと、一言でいうと“人柄”でした。会社側は「Vさんの真面目で優しい、何事にも真摯に取り組む人柄があれば、健康管理センターの仕事をしながら並行して個人的に勉強も続けてじっくり将来のことを考えても良いですよ。この仕事自体は専門性が磨かれるほどの業務では無いし高度なスキルが身に付くことも無いけれど、Vさんはこの職場・この仕事に適していると思うのでぜひ採用したいです」との内定連絡がありました。

Vさんも、面接の際に人事部の方や現場の責任者とお話をして、ビジョンは?プランは?という将来のお話より、現在のVさんについてじっくり話を聞いてくださったことと、あの方々となら一緒に働けると思ったことで「社員さんを通じて会社・職場の雰囲気・風土に馴染めそう」と安心を感じている自分に気づいて内定を受諾されたそうです。

私は、よくライフプラン・キャリアプランの話をしますが、ご縁というのは理屈や論理的な思考とは関係なく結ばれることもある、というよい例ですね。まぁエージェントという第三者が、マッチングがどうのこうのと言うから理屈っぽくなるだけで、自分が会社を選ぶならやはり直感・主観も重要かも?ですね(笑)。


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