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■【障がい者(障害者)就職・採用・転職ノウハウ】

第28回「就職・転職ケーススタディ 事例-17『レアだけど、チャンスはある!“高齢者再雇用の後任求人”』」

今回は漢字の多いタイトルですが、私ども有料紹介エージェントの扱う求人の中では、比較的希少な求人に就業されたRさんのお話しです。

■Rさんの事例

■ 年齢/性別:50代・男性
■ 在 住:埼玉県
■ 障 害:肢体 2級
■ 業種/職種:メーカー/受付業務

■障害によって変化した、状況・状態

レアだけど、チャンスはある!

Rさんは40代後半に脳出血で倒れ、右半身(上肢・下肢とも)に麻痺が残りました。実はRさんは、第11回「脳性麻痺による障害の方の就職」でご紹介させていただいた、制服着用のケースで工夫をされている男性です。

当時の自動車部品メーカーに丸3年勤務され、期間満了で退職されることになり、その次の就職支援についても大畑へご依頼を承っておりました。

もともと、脳出血で倒れる前のRさんは、会計・税務一筋でした。新卒新入社員として入社した建設会社で経理部に配属されてから、監査法人の税務部門、会計事務所と転職し、半身麻痺になった後で初めて勤めた自動車部品メーカーでもやはり経理部に所属し、移転価格税制に関連する業務に就きました。

そんなキャリアをお持ちのRさんですが、半身麻痺の残る身体で行うデスクワークは苦労が絶えませんでした。例えば、伝票をめくりながら電卓をたたくことはできず、数枚の伝票を綺麗に重ねてホッチキスで留めることも、パンチで穴あけをすることも困難な状態でした。また始業前に、制服に着替えることも、Rさんにとっては大変な作業であることは、第11回「脳性麻痺による障害の方の就職」でお話した通りです。

ちょっと横道にそれてしまいますが、Rさんに限らず、脳出血・脳梗塞などで倒れたが、回復し麻痺が残りながらも社会復帰して働いている方の多くは(筆者が弊社の仕事を通じて知った)、とても穏やかで、温和な方が多い気がします。もちろん身体や言語の麻痺により、動きやしゃべりがゆっくりになったということも一因かもしれません。でもそれ以外にも、共通する“何か”があるような気がするのです。

大きな病気を乗り越えて社会復帰できる人やする人には、何となく感じる“優しいオーラ”のようなものを発しているように感じます。

■状況の変化を受け入れて、条件も“前向きに”変更する

さて、Rさんの前職の様子と退職・就職活動のことをお話します。

それまでバリバリ仕事をされていたRさんは、40代後半で突然障害のある身体になりました。しかしメーカーの経理部で、今までの経験・知識を活かすことができる仕事に再就職することができました。その職場では、半身麻痺の身体で通勤をして、始業前には制服に着替え、片杖をつきながら仕事や社内の移動をし、社員食堂で食事をする。それがどんなに大変なことだったか、ご本人は何もおっしゃいませんでしたが、やはりそれなりの苦労はあったはずです。しかし、今回の転職では「健常者でも就職することが厳しい時代に、50代の障害者である自分は、働くことができるなら仕事の内容・給与に一切要望はありません。働けるだけで感謝です!」と、とりわけ条件も挙げずにとても謙虚な印象を受けました。

そうは言っても、Rさんの履歴書・職務経歴書のどこを見ても、会計・税務・経理のキーワードが目立ちます。企業側としてはそういった職歴と年齢・給与などをトータルで検討することが多く、逆に“何でもやります!”というRさんの意気込みとのギャップが生まれる可能性も否めなかったりと、筆者としても次のお仕事を紹介し兼ねていました。

そんな中、Rさんはハローワーク経由で、地域の中堅建材商社の経理責任者の求人に応募し内定を得て、いずれは責任者となるような経理全般に携わってゆくポジションを任されることになりました。しかし結局辞退したそうです。

「だから大畑さん、どんなお仕事でも構いませんので、宜しくお願いします!」と言われましたが、正直困りました。Rさんが通勤可能なエリアの求人で、企業側のニーズにRさんが合致している求人があれば、多少ずれていても紹介したいが、年齢的な条件や通勤の範囲、また前述のような理由から、本当に1件も紹介できない状態でした。

■運さえも味方につける、Rさんの人柄の良さ

ところがそんな折「公共交通機関では通勤できない郊外の工場で、障害者採用をしたいお客様があるのですが、どなたか通える人はいませんか?」という電話が入ってきました。場所を確認すると、何とRさんの自宅から車で30分の距離、通勤可能な距離です。

こうした種類の求人は、一般的には各社の社内で退職予定者に声を掛けるか、社外に依頼して人を探すとしても有料紹介でなくハローワークなどで地元の人を募るもので、エージェントが扱うことは少ないと思います。しかし今回は、アンプティパのネットワークから弊社に声をかけていただいたようでした。

でも詳しく求人内容を確認すると、大きな工場の本館から離れた、敷地入り口にポツンとある守衛所で、1人で勤務する受付のお仕事でした。現職の社員さんが退職するので、その後任として採用したいとのことでした。退職される社員さんは、定年退職した社員を再雇用する「高齢者再雇用制度」で勤務されており、制度の上限年齢65歳になったので退職することになったそうです。ちなみに、お給料は時給850円、しかも制服着用が義務付けられるポジションです。更に守衛所から工場本館の食堂まで、Rさんが歩くと10分~15分かかる距離でした。

この段階では、Rさんにとって厳しい条件も少なくなかったため、「通える範囲の求人が1つ出てきたのですが、内容・条件が良くないので、無理ならお断りされても構いません…」と歯切れの悪いご紹介をしました。

しかし、Rさんからは「受付でも、工場内が広くても、自分にできることなら何でもします。ぜひ推薦をお願いします!」と即答をいただいたため、企業に推薦したところ、現場で面接兼工場見学からトントン拍子に話が進み、採用内定となりました。

■できること・できないことを確かめながら双方が歩み寄る

そして、双方の話し合いを経て、制服は自宅から着用することができ、昼食などのために工場本館へ移動する際は、守衛所の横に駐車を許可された自家用車で構内を移動することも承認され、結果的に好条件での就業が実現しました。

「工場・守衛所の受付の仕事は、工場の顔であり、自分のような障害者でも就業機会をくださった会社に感謝します」と言うRさんに、工場長や総務部長は「工場としては初めて身体障害の方を雇用するのですが、お互いに遠慮することなく、“できること・できないこと”を確かめながら業務を改善し、長く安心して勤務いただけるようにしましょう」と応えてくださいました。

弊社では、ご登録いただいても1件も求人をご紹介することなく、ご期待に背いてしまうことが少なからずあります。筆者をはじめ社員全員が“何とかしたい!”と思いつつも、数名のメンバーでは対処しきれず、本当に申し訳ないと思う日々です。そんな中でRさんのケースは、偶然かもしれませんが、Rさんの人柄・求職の際の条件・タイミング・相手企業との相性などなど、様々な要素が良い方向に重なって出た結果だと思います。やはり“何事も諦めてはいけないということ”、“前向きであることの大切さ”をしみじみ感じた「高齢者再雇用の後任求人」での成功事例ケースでした。

ところで、Rさんの守衛所に、不審者が現れたとしたら…?

守衛所は1人体制、走ることはもちろん、素早く制止する動作もとれないRさんに守衛・受付はミスマッチじゃないか?と少し心配になりますよね。

大丈夫です!実はRさんの手元には“秘密のボタン”があって、それを押すと大きな落とし穴が…。 しかし、それについては、真偽を確かめようと思わない方が身のためですヨ(笑)。


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