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■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】

首都圏の障害者求人、8月は減少。でも9月・月初に異変?

首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)のハローワーク障害者求人を継続的に追っています。7月は2,819件と過去最高を記録しましたが、8月は2,057件まで減少しました。これまでの傾向どおり、7月のピークから8月にいったん落ち着く動きです。

 

 

一方、もう一つ注目したいのは、パート求人比率です。これまでのデータを見ると、求人件数がピークとなる月は、パート求人の比率も高くなる傾向があります。実際、7月のパート求人比率は65.7%でしたが、8月は59.5%まで低下しています。

 

 

これは偶然でしょうか。推測の域を出ませんが、障害者採用を行う企業の多くは、採用数を増やす必要が生じた際、短時間勤務や最低賃金水準の求人を増やすことで、障害者採用&雇用コストを抑えようとしているように見えます。つまり、「求人が増える=正社員などの採用が増える」とは限らず、障害者の求人を増やす際には、「短時間・低コストの求人も増える」という構造があるのかもしれません。そして、この9月に入って異変が起きています。通常であれば、1月・4月・7月・10月というサイクルで求人数のピークが訪れ、9月はその谷間です。ところが、首都圏9月の月初・新規登録件数は799件で、これは、これまで記録してきた月初の突出件数の中でも過去最高となりました。

7月に過去最高 → 8月に減少 → 9月・月初に過去最高 これまでの季節的な動きとは、少し違います。本来なら10月のピークを待つ時期に、なぜ9月の求人がここまで増えたのでしょうか。1つ考えられるのは、7月から法定雇用率が2.7%に引き上げられたことへの対応が、9月に入って本格化している可能性です。7月、8月は採用計画の見直しや社内調整、夏休みなどで動きが鈍く、9月に入って企業が一斉に求人を出し始めたのかもしれません。もしそうだとすれば、今回の9月・月初の突出は、単なる季節変動ではなく、法定雇用率2.7%への企業対応が表面化した動きなのかもしれません。もちろん、現時点ではまだ分かりません。この9月の求人増加が、短時間・最低賃金中心なのか、それとも新たな採用ニーズによるものなのか。そして、この勢いが9月いっぱい続くのか。10月のピークを前に、9月の企業の動きが非常に気になるところです。

 

 

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