■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】
悪意なく雑務を頼む職場文化と、障害者求人が毎年下期に増える悪循環
時々ご相談を頂くAさんから聞いたこの夏の出来事ですが、七夕の短冊を職場に飾る…一見、和やかに見える職場のイベントのお話しです。始まりはAさんが机上にミニチュアの七夕を置いていただけですが「それ、良いね。オフィスでも飾ろうか」と上司が言ったことで、職場の方々も短冊に願いを書いて飾るイベントになったそうです。飾るまでも色々あったそうですが、後片付けになると「後はよろしく」とAさんに丸投げ。短冊の扱いを尋ねても「任せる」とのこと。
Aさんいわく「決して上司はイジワルでも悪意も無いのです。でも、皆さんの願いが書かれた短冊は捨てられないし、神社の古札納め所などに持って行きたいなと思ってきいたら『任せる』でした」とのこと。
Aさんは担当業務を幾つも持ち、責任ある仕事で忙しく働いている障害者ですが、庶務・雑務や、簡単な事務・軽作業が障害者の仕事とされることが一般的に多いのは周知の事実です。この庶務・雑務・簡単な事務・軽作業を任せている上に「忙しくないよね、暇だよね」といった先入観で、更に雑務や仕事でも無いことを安易に頼むのは、障害者雇用は「雑用係の採用」で法定雇用を達成するための「数合わせ」で、インクルージョンだのダイバーシティなどには程遠い実態を示していると思います。
一向に涼しくならないまま9月になりましたが、これから年末・年度末にかけて、障害者求人は毎年大きく増加します。これは法定雇用未達成の企業に対してハローワークが注意指導を毎年この時期に始めるからで、多くの企業が「仕方なく・嫌々、障害者求人票を作成」します。しかし、受け入れ体制や仕事内容の整理・見直しが不十分なまま採用されれば、結局は「簡単な仕事」「雑務の押し付け」といった形を繰り返すだけです。
採用数を増やすこと自体は歓迎すべき動きです。ただし、それが「誰にでもできる仕事をとりあえず与える」ことに終始するなら、職場の不満や孤立を深めるだけです。大切なのは、採用した後に「どんな役割を担ってもらうか」「どう成長を支援するか」を職場・会社全体で考えることです。健常者の新卒や中途を採用する時、成長を期待して育成することが普通です。でも障害者を採用する時は「その普通」はなく「特別な配慮」がでてきます。
障害者雇用は、イベントの後片付けを任せるような「余った仕事・雑務の受け皿」ではありません。しかもAさんが言うように「イジワルでも悪意もなく」、普通に「これ、やっといて」と雑務を頼む無意識の差別は、かなり根深く多くの人々に浸透している気がします。
法律で義務化して、強制的に障害者採用&雇用をやらせるから…と、問題の全てを障害者雇用促進法のせいにする訳では無いのですが、嫌々やらされている感が満載の障害者求人票を0点とし、障害があっても成長を期待し育成する意欲が見える障害者求人票を100点とする採点システムをAIに作成してもらい、全ての障害者求人の点数を公開したら興味深いように思います。
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