■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】
「電話ぐらい取れるでしょう」と言われても、とても辛いです。
聴覚に障害は無いけど、四肢麻痺で車椅子を利用されている方から「勤務先より電話対応も頑張ってやりましょう」と言われて困っていますという相談がありました。採用選考の際には電話対応は困難であることを伝えていたし、入社して配属先で挨拶した時にも希望する配慮事項に中に「電話対応は避けたい」と説明したそうです。それでも、仕事を始めて1ヶ月ちょっとが過ぎた頃に「社員は全員このスマホが貸与されるので、貴方もこれで代表電話や内線も取れるよね」と会社携帯が貸与されたそうです。
その時は「私は電話対応が困難なので必要ありません」と断ることが出来ず、何も言えずに会社携帯を受け取ったけど電話を取ることなく仕事を続けていたら「頑張れば電話ぐらい取れるようになるから」と、おそらく悪意は無い様子で、励ますように電話に出ることを勧められたそうです。
自分の車椅子に固定されている自分個人の携帯端末であれば、四肢麻痺があっても何とか通話ができるけど、使い慣れない携帯端末を両手指に麻痺がある状態で操作して会話をすることはとても辛いし、痛みが酷くなることをどうすれば相手に理解してもらえるのか分からない。そして、たぶん個人の携帯電話で話している姿を見た社員さんが「電話で会話が出来ない障害じゃ無いよね」と思われた気がするし、自分自身も電話が出来ない訳じゃないし電話が嫌だから避けたい訳じゃないとのことでした。
電話対応は避けたい、と入社前も入社後も説明しているにも関わらず「頑張って電話に出ましょう」と言われる職場の状況がよく分かりませんが、電話に出ることが痛くて辛いという理由を改めて職場の皆さんに説明すること、そして、その際には、頑張れば出来るけど痛みが酷くなり無理して続けると痛み・麻痺が拡大して入院する事態もあり得ることを、可能であれば上司や人事の方々にも時間を作って頂き、会議室に皆さんを呼んで、「仕事をしたくて会社に来ているし、電話も嫌では無いし頑張れば出来るとは思う。でも、痛くて辛いのです」とストレートにお気持ちを伝えてみては如何ですか?とアドバイスしました。
その後は、まだ連絡が無いのでどうなったのか分かりませんが、障害があっても頑張って働きたい!と思う気持ちが正しく職場に伝われば良いのですが、出来るけど辛い・痛いことを我慢していると、いつの間にか適切な配慮が無くなることもあります。無理をして働いて自分の心身を壊す前に、ぜひ周囲の方々に相談をして下さい。
暖かくなったと思ったら、急に寒くなる季節の変わり目です。くれぐれも無理はしないで、皆さんお身体ご自愛ください!
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