■ 【障がい者（障害者）就職･採用･転職コラム】
この数日、曇りや雨が多い東京は涼しいというか、時々肌寒いと感じることもあり猛暑が終わったのか？と少しホッとしています。そして来週から10月・下半期が始まります。異常気象とか豪雨などなく普通の秋がきて、美味しい野菜や果実がたくさん食べることができると良いですね。
さて障害者求人はもちろん、障害者法定雇用率に関係のない一般採用求人も、年末から年度末にかけて採用求人が増えるのは毎年繰り返されていることであり、今年は障害者法定雇用率がUPしたことで例年以上に障害者求人は増える見込みで、すでに8月からその予兆が出ています。
となると離職中の方々は、良い就職先に出会うチャンスが増える訳で、積極的に興味ある求人へ応募する…ことに問題は無いのですが、求人票に記載されている待遇条件を比較して、少しでも良い条件の求人を選んで、多数応募する活動をしていると、自分にとって「良い就職」とは何であるか？を見失って、いつの間にか「良い条件の仕事を探す」になる危険があります。
もちろん待遇条件が良い仕事に就くことは悪くないのですが、自分にとって良い就職が例えばですが「ここ数年はフルタイムで長期就業できて無いので、最初は時短勤務でスタートし、徐々に勤務時間を伸ばして3年から5年後ぐらいに安定してフルタイム就業できる状態になる」ことが目的であれば、月給や時給単価が高い求人でも職場環境が自分に合わない仕事は続かないので、大事なことはお金でなく職場環境や人間関係、自分に適した仕事であるか？です。
一方、在職中の方々にとって求人が多い状況で、よく考えた方が良いことは何でしょうか？現在のご勤務先で大きな不満があるとか、とても我慢をして働いている等のストレスがある人にとっては「こんな会社は辞めて転職しよう！」と決意し易い状況ではありますが…何が不満なのか？どんな我慢をしているのか？現在のストレスの原因をしっかり見定めることが第1で、そのストレスの原因が無い転職先があるのか？応募しようと考える会社で再び同じ不満・我慢をすることが無いのか？という情報収集をしっかり行うことが第2です。
離職中でも在職中でも、転職就職に際しては「自分にとって良い就職とは何か？」あるいは逆に「こんな条件・環境のところでは働かない」という目標・ゴールをできるだけ具体的に、文字に書き起こして、いつでも見えるようにすることで「あれ？自分は、何をしたくて就活してたのかな？」とか「私は、どんな会社で、何をしようとしていたのかな？」と迷うことを防ぐことが出来ます。
迷うことなく、ご自身にとって最善と思える道を進み続ける人も多いと思いますが、もし何か迷ったり、今の自分がやっていることに不安を感じることがあれば、ご家族や友人に相談して、いろいろな人の意見を聞き、自分が納得できる話を取捨選択すると良いと思います。家族や友人と話したくない人は、アンプティパ・大畑が相談を承ります。相談者が抱える不安・問題をズバッと解決できる答えを提供することは…できないと思いますが、不安・問題をひも解いて、その原因が何であるのか？にご自身が気づく道筋を案内することは出来ると思います。
不安・問題の本質は何か？良い就職とはどんな仕事・環境なのか？より具体的に、じっくり考えてから動けば、きっと良い就職ができると思います。求人広告にどんなに素敵な条件や社内環境がPRされていても、それが本当に貴方に必要なもので無いならば、「なんか良さそう」と惑わされてはダメです。涼しくなった秋の夜、今の自分を客観的に見直してみては如何でしょうか？
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pi
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