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■ 【障がい者（障害者）就職･採用･転職コラム】

2024/9/23(月)時点のハローワークインターネットサービスで、東京の障害者求人を幾つかの条件で検索した結果を整理してみました。

つまり、東京の障害者求人の中で正社員・フルタイム・事務系の求人で、何らかの年齢制限をしている求人が119件ある訳ですが、その年齢制限が「40歳以下」となる求人は15件です。残りの100件以上は年齢制限があると言っても「～69歳以下」、「～60歳以下」、「～59歳以下」などと、定年のちょっと前の年齢までが応募可能としている年齢制限です。そして年齢を「不問のみ」に変更すると29件がヒットするので、「不問をのぞく」119件と29件を合計した148件が、東京の障害者・正社員・フルタイム・事務系求人です。

ちなみに雇用形態を「正社員以外」にすると、年齢不問の求人は455件で、年齢に制限を付けている求人は13件しかありません。要は、年齢制限をしている求人の大半は正社員採用だということです。その年齢制限を40歳以下にしている正社員求人の15件の多くは、若い社員が多いベンチャー企業や会社設立からあまり時間が経過してない若い会社です。

東京の障害者求人の全ては、フル：1032件＋パート：1319件＝2351件で、そのうち障害者・正社員・フルタイム・事務系求人が148件（6.3%）しかないうえに、その中には40歳以下でないと応募できない求人が15件もあることを考えると、40代・50代・60代の障害者がフルタイム・事務求人を希望するならば、正社員求人は競争倍率が非常に高くなるので、正社員以外（契約社員）の求人も検討対象にする必要があります。

もちろんハローワーク以外でも障害者求を探すことはできますが、民間の人材エージェントは登録者の年齢が高い・転職回数が多い・短期離職がある…等だと、登録をしても求人を紹介しない可能性が高いので、自分で求人企業へ直接応募することも必要になってきます。

このように状況を整理してみると、年齢が「若い」だけで選択肢・可能性が大きくなり、逆に年齢が「高い」と希望条件を下げてもそもそも選択肢が少ないので就職活動が不利になるのは仕方ないと思ってしまうところですが、諦める必要は無いと思います。40代・50代でもフルタイム事務職を希望する人は、これから年末・年度末に向けて障害者求人の絶対数が増える中で必ずチャンスも増えます。

更に言うなら、求人票として顕在化している求人企業の他に、人手不足などで採用ニーズはあるが未だ求人票は作ってない潜在的な求人企業が多数あります。しかも潜在的な求人企業の多くが中堅・中小企業であり、一般公募の採用力（ハローワークやエージェント、ネット媒体などに求人を掲載して応募者を募る方法）では大手企業に勝てないので、採用ニーズは溜まる一方で解決しないため採用条件の全てを満たす候補者でなくても、例えばですが「仕事に必要な経験スキルがあるなら年齢は不問」などと条件緩和を必ず考えます。

だからこそ大手エージェントに登録したけど仕事紹介が無く悔しい思いをされた実務経験者にこそ、このような潜在的採用ニーズにアプローチする支援をアンプティパは行いたいと思っています！