■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】
時々、帝京大学の非常勤講師として霞ヶ関キャンパスの教壇に立つのですが、冲永総合研究所の「経理・財務事務科」・求職者支援訓練(ハロートレーニング)で「経理・財務の転職活動最前線」と「求人票から読み解く内定者像」を職業人講話の時間でお話ししています。
転職活動最前線の講義では、できるだけ最新のデータを使って転職市場の概要を受講者と確認することから始めて、最後は自分自身の転職軸の考え方や転職が成功する方法をお話しします。この講義は一般の受講生に向けて話すので、使うデータも障害者求人・雇用ではなく一般の求人・雇用データを使います。従って、アンプティパのコラムでは障害者求人のデータを使うことが普通ですが、今日は帝京大学の講義でも使った一般資料を利用して、全体的なお話しをしたいと思います。
先週のコラムでも利用した日本経済新聞の3月1日の記事「1月の有効求人倍率、横ばいの1.27倍 失業率は2.4%」
この新聞記事に掲載されている有効求人倍率のグラフは、厚生労働省が毎月発表する一般職業紹介状況のデータです。
その厚生労働省のデータでは、グラフの中の黒い折れ線が有効求人倍率で、令和5年1月から6年1月までジリジリと減少しているのですが、同じ時期の同じデータを日本経済新聞の記事で見ると随分急激に低下しているように見えます。何かの意図に基づいてデータの見え方を作為的に誘導しているのでは?という話は別の機会にするとして、日本経済新聞の記事では失業率についても2.4%と記述があります。
この失業率の元データは、総務省が毎月発表している労働力調査から引用されています。
総務省いわく「就業者数は18カ月連続増加」、「完全失業者数と完全失業率は減少・低下」とのことなので、「働く人が増えて、失業者が減っているなら景気は回復しているのかな?」と思える発表です。でも、求人件数がジリジリ減って仕事を探している求職者が横ばいである為に有効求人倍率が減少中ということは景気が悪い状況です。
日経平均株価は、2020年の春に大きく落ち込んだ後は右肩上がりの傾向が続いており、特に昨年の秋以降は急激に上昇し、ついにバブル期の最高値も超え、この3月に入って4万円をも超えていますが、有効求人倍率のグラフと逆の動きですね。
株価は高いけど、求人や雇用の状況は悪い時代が来るなど予想もしていませんでしたが、一般中途採用の状況はコロナ後も厳しい状況が続いています。一方で障害者求人に関しては、この4月から法定雇用率がUPするので、前倒しで採用したい会社と、雇用率がUPする前の現時点で既に違法状態でハローワークから注意指導されている会社が4月から更に障害者雇用ポイントのマイナスが増加するために多数の求人票を出している状況です。
そして法定雇用率がUPしたら、新たに違法状態になる会社が増えるので、その違法状態の会社への注意指導をハローワークが今年の夏以降に始めるので、9月以降に障害者求人は更に増えます。障害者求人は、景気や日経平均株価の動きとは関係なく、この先増え続けることは間違いないのですが、その求人の内容は以前からお伝えしているように最低賃金のパート求人が多くなると予想します。
要は障害者も健常者も、経験スキルを活かしてフルタイムで、良い環境で働きたいと思うならば、顕在化している求人だけで探すと厳しい時代になっていると言えます。新聞記事や官庁のデータも大事ですが、誰もが見れるところにある情報よりも、自分が考えて、仮説を立てて探した情報、例えばですが「あの会社は、コロナ禍で採用を抑制し今も求人は出て無いが、最近は業績が良いから中途採用を考えているハズ」等、自分が興味ある会社を選び、その会社がどんな状況にあるのか?情報収集して考えることが大事です。
自分が活躍できる会社・活き活きと働ける職場を、しっかりイメージして、考えて、探しましょう。アンプティパは、そんな潜在的なニーズを考えるサポートをします。
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