■ 【障がい者（障害者）就職･採用･転職コラム】
年度が始まりゴールデンウイークも過ぎた現在、就業中の人は落ち着いて仕事ができる状況・環境になったところかと思います。一方、就職活動中の人は、応募している各企業の人事部が年度初めの繁忙期は採用選考の動きが滞っていたけど、そろそろ採用活動が平常運転になり選考が進み始めているところだと思います。
障害者採用を行う企業人事部のこれからの1年間の動向をザックリと予想するならば、この4月・5月に複数の障害者求人を出している企業は現時点で障害者法定雇用がマイナス5名～10名以上の不足で法律違反の状態で困っている小売業や物流関連業界の会社が多く、6月以降も継続して障害者採用を行うと思いますが、その求人の多くが販売系や軽作業の職種となります。
そして現時点で障害者法定雇用を達成している、あるいは若干不足している程度の企業は、来年4月から法定雇用率が民間：2.5%にUPすることに備える障害者採用活動を今年の10月ごろから始めるので、9月末までの上半期においては障害者求人が出てくることは少ないです。
つまりこの5月から9月末までの期間は、障害者採用を行う企業の多くは障害者雇用に苦戦をしている（法律違反が甚だしい）業界や中小企業で、パートタイム（給与が低め）の販売・作業系の求人となり、10月ぐらいから障害者法定雇用率を達成している企業の増員採用＝フルタイム（給与が高い）で様々な職種の採用が始まると共に、現時点での法定雇用が未達成である企業の不足分の採用が継続します。
この10月ぐらいから増える様々な障害者求人の採用活動は、年末に向けて加速し、正月休みの後は更に年度末に向けて加速します。今は厳しい状況が続いていますが、景気の回復などに関係なく、来年の障害者法定雇用率UPに向かって今年の秋から、動きの早い会社はこの夏から採用活動を活発にするので、就職・転職活動を行っている人は今のうちにしっかり準備を済ませて下さい。
就職活動における準備とは、自分がやりたいこと＝応募する企業で何をしたいのか？（志望動機）、自分がどうなりたいのか＝入社した後、いつまでに、どのように成長したいのか（長期的なビジョン）などと自分の障害に関する説明＝会社に求める配慮が何であり、その配慮があればどれだけの仕事が出来るのか？（逆に、その配慮が無いとどのような症状が出るのか）を誰に対しても分かり易く説明できるように準備をすることです。
アンプティパでは、応募する企業・求人を探すことも、就職準備を行うことも、どちらも登録された方々と一緒にじっくり対応します。引き続き、宜しくお願い申し上げます。
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