■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】
求人倍率と失業率は、毎月統計データが発表されます。最新のデータはどちらも7月1日に発表されており、求人倍率は厚生労働省から、失業率は総務省から、5月までのデータが公表されています。
令和4年5月の有効求人倍率は1.24倍で、前月に比べて0.01ポイント上昇。令和4年5月の新規求人倍率は2.27倍で、前月に比べて0.08ポイント上昇。と厚生労働省のWEBサイトに掲載されており、順調に求人倍率が伸びているように見えますが、就業地域別のデータを見てみると、東京の有効求人倍率はコロナ禍でずっと1倍未満だったところが、やっと5月に1.0倍に上がってきた状況です。
一方、完全失業者数は191万人。前年同月に比べ22万人の減少。11か月連続の減少。完全失業率(季節調整値)は2.6%。前月に比べ0.1ポイントの上昇。というデータが総務省のWEBサイトに掲載されています。完全失業者が11か月連続して減少しているのに、完全失業率が0.1%上昇しているということは、失業者が減っている以上に労働力人口が減っているということになります。
失業率(完全失業率)=(完全失業者÷労働力人口)×100
完全失業率が0.1%増えたと言っても、それは誤差の範囲といえる程度かもしれませんが、コロナ禍において11か月連続して完全失業者が減少しているという発表は、まったく実態と乖離した感じがします。そこで失業者の数と率を長期的に抽出してグラフ化してみました。
平成10(1998)年に失業者&率がグンと増えているのは金融バブル崩壊による不況の始まり(金融危機)で、平成21(2009)年の突出はリーマンショックです。金融バブル崩壊の際は失業者&率がピークとなるまで4年かかっていますが、リーマンショックの時は1年で失業者&率のピークがきてますが、いずれも完全失業者が350万人前後・完全失業率も5%前後と、多くの人々が失業に苦しんだ記録が残ってます。
しかし、今回のコロナ禍による完全失業者は200万人を超えることなく、完全失業率も3%を超えることなく3年目を迎えています。平成バブルの絶頂期に社会人デビューした大畑が金融危機やリーマンショックの際に感じた景気の低迷感、就職転職の困難度合いと、現在の状況・感覚には大きな差を感じないほど「今、就職することの大変さ」を感じるのですが、厚生労働省や総務省が発表する有効求人倍率や完全失業率を見ると、リーマンショックが始まる前や金融危機が始まる前の景気が良いとされる時の失業者数&率よりも今の方がデータ的には良いということに違和感を感じます。
厚生労働省をはじめ政府が発表する各種データが、実は間違っていました、ということがよくある時代なので、統計データを過信しないことも大事なのかもしれませんが、完全失業者の定義から漏れる「働いてないけど仕事も探してない人々」が増えていることも重要なことだと思っています。
今は良い求人が少ないし、簡単に希望通りの就職ができない時期ではありますが、就職を諦めることなく、常に自分が働く際の希望条件を確認・精査し続け、希望条件に合う求人が少なくても、あるいは無くても、探し続けることが大事です。アンプティパでは、このように長期的な視点で就活されている方々から、1年越し、お客様によっては2年越しで継続して相談を承っております。
アフターコロナを見据えた求人の増加や、来年の障害者法定雇用率UPに備えた障害者求人の増加は徐々に始まっています。今は厳しくとも明るい未来は近くに来ています。諦めることなく、継続して頑張る人には必ず良い結果が訪れると信じてアンプティパも精一杯サポートします!
【 詳細問い合わせ 】
アンプティパでは多数、障がい者(障害者)のための求人をご用意しています。
4月1日以降・2021年度もアンプティパ(小さな一歩)は、コロナ禍で厳しい状況であっても動き続ける人、どんなに小さな一歩でも良いので進み続ける人と共に活動します。引き続き、宜しくお願い申し上げます。4月1日以降のフルタイム:パートの比率は、千葉=18:82、埼玉=20:80、神奈川=28:72、東京=46:54となっており、千葉・埼玉・神奈川でフルタイム求人を探すことは困難な状況が続いています。その上、東京においても徐々にフルタイム求人が減少している傾向が見えることは、人件費の低い求人で障害者雇用を確保する企業のコスト意識があるように思えます。
無料登録いただきましたら、就職・転職に関するご相談をじっくり伺います。
面接準備、就職まで丁寧に支援させていただきます。
アンプティパサイト → こちらをクリック♪
無 料 登 録 サイト → こちらをクリック♪
「 障がい者の働き方を全力でサポートします! 」
お悩みやご相談などお気軽にお問い合わせください。
#障害者手帳 #障害者雇用 #障害者転職枠 #身体障害者 #精神障害者 #障害者採用 #障害者求人正社員 #障害者求人在宅 #障害者求人ハローワーク #障害者求人東京