■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】
2022年度が始まりました。ようやくコロナが収束し、いよいよ景気回復が本格的にスタートするか?というタイミングでウクライナの紛争が発生し、世界的にエネルギー資源の安定供給不安から原油価格の高止まりが発生し、日本の企業活動においても原材料費の高騰という形で足を引っ張る状況となっています。従って、まだ企業の採用活動は低調のままですが、ハローワークインターネットサービスに登録される障害者求人の動向は少し変化が出ています。
2022年4月1日(金)の1都3県・障害者求人の新規登録・合計数は453件と、昨年の3月末以降では最高の件数となっています。
そして、1都3県の障害者求人登録数・月間の合計値は、1,172 件と低調だった2月から、3月は 1,551 件と大幅に回復しました。その中でも東京の求人数は2月:467 件が 709 件、神奈川の求人数も 2月:214 件から 3 月:324 件と全体の求人数を大きく押し上げる勢いがあり、そのまま 4月1日の突出も勢いが続いているようです。
ただ、東京の日々の新規登録件数をみると、4月1日の新規登録:196件の内訳がフルタイム求人:84件、パート求人:112件となっており、2021 年はフルタイム求人がパート求人よりも多い傾向たっだところが、2022 年 1 月以降はパート求人の方が多くなり、フルタイムのデスクワーク求人は減少傾向が続いてます。
逆にいうと、ほぼ最低賃金と同じ給与で、雇用保険に加入できる最短時間の週 20 時間の労働条件で、軽作業を行う求人が増えていることとなり、これは景気回復の遅れが企業側のコスト削減を推進していること、つまり障害者に対しても安価な労働力とみていることを現していると思います。
2021年12月までは就業エリアが東京の場合だけ、フルタイム求人がパート求人よりも多い比率だったのですが、 昨年3月29日からこの4月1日までの障害者・新規求人・1 都 3 県それぞれの地域ごとでフルタイムとパートの比率をグラフで見ると以下のようになります。
短時間勤務を希望する人には選択肢が増えているとも言える状況ですが、パート求人の多くが安価な労働力としてのみ期待されるような内容であり、働きながら体力・体調を整えて慣れてきたら徐々に勤務時間を伸ばしたいと希望しても、相談するだけ無駄になりそうな求人が多いです。
そして最初からフルタイムで働きたい障害者にとっては、4月になっても状況は厳しいままなので選択肢が少ない中で少しでも待遇や内容が良く見える求人には多くの求職者が応募しており、不安が絶えないことと思います。ただ いつも申し上げている通り、ネット上に顕在化している求人だけでなく、まだ求人票ができてないけれど、そろそろ採用をしたいと思っている潜在的な求人企業にこそチャンスがあるとアンプティパ・大畑は思っています。この潜在的な求人企業へ、貴方の経験・スキルを PR して、まだ誰も応募者が居ないところで採用面接を行って頂けるよう、ご自身の経歴・経験・スキルの棚卸をしっかり行うことをアンプティパはサポート致します。
厳しい状況は時間が経過すれば必ず好転します。
不安は尽きませんが、立ち止まり動きを止めることなく、常に前を向いて進む人が最後には成功すると信じています。 一緒に頑張りましょう!
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アンプティパでは多数、障がい者(障害者)のための求人をご用意しています。
4月1日以降・2021年度もアンプティパ(小さな一歩)は、コロナ禍で厳しい状況であっても動き続ける人、どんなに小さな一歩でも良いので進み続ける人と共に活動します。引き続き、宜しくお願い申し上げます。
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