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■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】

ハローワークインターネットサービスに登録される首都圏・新規障害者求人の件数が、10月1日は2021年度に入って最も多い445件でした。

首都圏=東京・神奈川・埼玉・千葉の求人件数の約半分は、東京の求人が占めるのですが、10月1日の新規登録(就業場所:東京)は228件です。

どちらのグラフを見ても、8月と9月の凸凹を比較すると分かりますが、今回の緊急事態宣言が解除される前の9月に入ってから、徐々に新規求人件数が増えています。ということは、感染拡大防止のために様々な経済活動の自粛が行われている最中にも関わらず、障害者求人は増えているということであり、恐らく法定雇用未達成企業への行政指導が大きな効果を上げていると推測されます。もちろん、アフターコロナを見据えて、求職者が多くなっている今のうちに良い人財を先行採用しようという戦略的な採用を行っている会社も少しはあると思います。

では、どのような会社が求人を出しているのか?今年度・最多の求人登録があった10月1日に、新規登録した求人企業を調べてみました。まず、1社で多数の求人を登録した会社を調べてみたところ、株式会社アクティブマーケティングシステムが、ダントツの1位で54件(就業場所:東京・神奈川・埼玉・千葉のみ)でした。ちなみに、この会社の求人を全国で検索すると10/3時点で91件の求人があり、そのうちフルタイム求人は2件、残りの89件はパート求人(スーパーのレジなど)です。3位の株式会社創生事業団は全てパート求人:介護職員補助です。

次に、10月1日に新規登録があった首都圏445件の求人の中で、1件の求人票に記載されている採用予定人数(求人数)が多い求人を抽出したところ、もっとも多数の採用予定人数(求人数)が掲載されていたのは、【就業場所:東京都千代田区、仕事の内容=世界を舞台に日本の国益を体現する業務を支えてみませんか?国際会議から文化交流事業の現場まで様々な舞台で繰り広げられる外交を支える業務】です。という求人企業名が非公開の非常勤職員の求人票でした。この求人は、9月1日の新規登録求人でも20名の採用予定人数で掲載されていましたが(9/6ブログ参照:https://ameblo.jp/un-petit-pas2017/entry-12696320439.html)、霞ヶ関の中央官庁の障害者採用&雇用が上手くできてないことを示すような求人情報であり、この官庁は大丈夫かな?と少し心配になりますね。

一つの求人票に5名以上の採用予定(求人数)を記載する求人票は、それほど人手が足らないのかな?と推測できる介護・福祉系の企業もありますが、やはり、障害者雇用が上手くできてなく採用予定人数が多い求人票を出さないと、行政から注意されることがありそうな感じの会社も多い気がします。もちろん、求人票を数十件も出している会社も行政指導を受けている可能性が高いのですが、これらの悪い意味で目立つ求人企業とは別に、障害を持つ方に適切な配慮を行いつつ、正当な評価と対価を支払う良い求人も、少しずつですが増えています。

まだ今は、良い求人を探すことは簡単ではありませんが、諦めることなく、コツコツ就職活動を継続すれば、必ず良い仕事・会社に出会えます。アンプティパは、そのような地道な就職活動のサポートを行います。一緒に頑張りましょう!


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