■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】
先日、ある就労支援機関の方から「求職者の緊張を緩和するために行っていることはありますか?(面談中と面談以外で⦅受付等事業所での工夫など⦆)」という質問を頂きました。コロナ禍では、リアルに会って面談をすることは自粛して、ZoomやSkypeなどのオンライン面談を行うことが多いのですが、昨年春の第1回緊急事態宣言から1年以上が経過し、最近はオンライン面談と共にリアルに会ってお話しを聞くことも増え始めております。従って、この質問に対する回答はアンプティパのポリシーに関わる「会って話すこと」を前提に以下のような回答をしています。
緊張緩和に対しての工夫というより、弊社のこだわりなのかもしれませんが、登録者を自社オフィスへ呼ぶ人材大手に対して、アンプティパは登録者の希望する場所へ大畑が出向いてお話しを聞くことを大事にしています。それは、大畑が個人的に思っている「人材大手の社員は、登録者(求職者)に対して『貴方のレベルでは紹介できる仕事は無い』とか『希望条件を聞くからオフィスに来て下さい』と言うことを繰り返すうちに、自分達が求職者よりも上にいると無意識に勘違いすることがあり、人材業界に対して不快な気持ちや不信を感じさせる」ことへのアンチテーゼとしています。
面談中の工夫としては、相手のお話しを遮らない・急がせないことと、大げさに相槌をうったり、できるだけ笑顔でお話しを聞くようにしています。最近は人材大手でも面談時間が少し長くなっているようですが、私がサラリーマン時代の人材大手では、登録者一人に掛ける初回面談時間は1時間で、その時間内に個人情報の取り扱い&サービス説明から始めて経歴(退職理由)・経験・スキル・障害の確認を行い、予め用意しておいた求人20件~30件の紹介をして、如何に短時間で、どれほど多くの登録面談を行い、どれだけ多数の求人を紹介するか…その効率性が評価指標の1つとなっていました。だからサラリーマンを辞めてからは、おひとりの登録者に2時間前後、話が盛り上がれば3時間を超えてでもじっくり面談を行うことで、お互いの第一印象に「話しやすさ」や「信頼」が生まれるようにしています。
この質問を頂いた支援機関は、最近よく連絡を取っている大阪市の若者自立支援事業:コネクションズおおさか様で、行政から業務を受託されて行っている支援サービスなので、100%民間企業であるアンプティパが行っていることを聞かれても参考になるか分かりませんが、同じ支援者として求職者の緊張を緩和するために努力を怠らず、常に情報収集されている姿勢は弊社も参考にしたいと思いました。
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4月1日以降・2021年度もアンプティパ(小さな一歩)は、コロナ禍で厳しい状況であっても動き続ける人、どんなに小さな一歩でも良いので進み続ける人と共に活動します。引き続き、宜しくお願い申し上げます。
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