■ 【障がい者（障害者）就職･採用･転職コラム】
先日、弊社が連携している障害者支援機関のスタッフさんから「アンプティパ・大畑さんがお持ちの求人に、Aさんは適うのでしょうか？以前の打ち合わせで、『事務系であれば、その事務に関して、どんな会社で、どんな部署で、どのような事務をしたいのか？ その志望動機は何か？』を突き詰めましょう、とのことでしたが、それで求人が出てくる可能性があるのでしょうか？」という質問を頂きました。
Aさんは、最初ある大学の医学部に入学するも中退し、別の大学のシステム工学部に入学。でも、やっぱり医師を目指したい！と工学部を中退し、更に別の大学・医学部に入学された学力をお持ちの方です。しかし年齢が30代中ごろになっても医学部を卒業できず、調べたところ広汎性発達障害と診断され大学を中退された40代の男性です。1年を超えて働いた経験が無く、塾講師のアルバイトや、軽作業、簡単な事務を幾つかの会社で経験し、現在は障害者支援機関も利用して就職活動をしている途中ですが苦戦を強いられている状況です。
そのような状況で、Aさんを担当されている支援機関のスタッフさんから冒頭の質問を頂いたので、「希望条件や志望動機を突き詰めて、考えても、Aさんに適した求人は見いだせないのでは？」と不安に思われているのだろうと推測はしたものの、安心して頂くことよりもアンプティパの現状と、アンプティパが行う支援は何か？を次のようにお伝えしました。
「弊社は、顕在化している求人を多数受注しているdodaやリクナビのような大手と違って、常時手元にある障害者求人は多くはありません。その少ない求人の雇用主の多くは障害者法定雇用をクリアしているので、急いで、ハードルを下げて、無理に障害者採用をする必要が無いので、手元にあるそのような既存の求人とA様は、残念ながらマッチしません。
そして、A様に限らずdodaやリクナビなど人材大手に登録しても、お仕事を紹介されない求職者が弊社に登録された際には、その人の希望も伺いながら、その人に適した働き方、適した仕事、環境を考えて、その人が通勤可能な範囲に存在する会社の中から、応募しても良さそうな会社を、その人と一緒に探し、応募先が見いだせたら、その会社が表向き採用活動をしてなくても、その人の履歴書・職務経歴書・手帳コピーとPRポイントを携えて大畑が提案営業します。
従って「事務系であれば、その事務に関して、どんな会社で、どんな部署で、どのような事務をしたいのか？ その志望動機は何か？」を突き詰めないと、A様の希望にマッチして、彼に適した仕事・職場・会社を探せない…ということになります。つまり希望条件・志望動機を突き詰めることで求人が出てくる可能性があるのでしょうか？という問いに対して、率直にお応えするなら、常に可能性はあります。 そして、希望条件・志望動機を突き詰めるのは求職者本人であり、それを自分で出来ない人は働く準備がまだ整って無い、あるいは働く意欲が少ないと、採用選考の過程で求人企業に、そのような評価をされる可能性が高く、選考に合格する可能性が低いと、大畑は考えます。」
就職活動が長引いて苦戦している方は、ハローワークや求人WEBサイトに出ている顕在求人だけでなく、改めて自分の働く動機や希望する条件を見直して、自分が活躍できる仕事・職場・会社を具体的にイメージして、その会社を探すことで顕在化している求人企業の他に、潜在的な採用ニーズがある会社にもアプローチすることでご自身のチャンスを増やしましょう！
アンプティパは、潜在的採用ニーズのある会社へのアプローチを支援します。あなたの希望条件・志望動機を詳しく教えて下さい。
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アンプティパでは多数、障がい者（障害者）のための求人をご用意しています。
4月1日以降・2021年度もアンプティパ（小さな一歩）は、コロナ禍で厳しい状況であっても動き続ける人、どんなに小さな一歩でも良いので進み続ける人と共に活動します。引き続き、宜しくお願い申し上げます。
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