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■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】

先日面談した方の相談は、「現在の自分の市場価値が分からない」でした。

その方は障害をお持ちながら外資系メーカーのマーケティング部門で担当者としてバリバリ働いていたことがあり、その当時は年収が1千万円を超えていたそうです。今は、その年収を希望する訳では無く、障害者手帳を開示して働くことと、単純作業やアシスタント業務ではなく経験・知識・スキルを活かして担当者レベルで働きたいという希望をお持ちです。年収は400万~700万の障害者求人に応募して最終面接まで数社進んだけれど全てNGとなり、なぜNGとなったのか詳しい理由が分からず、自分は年収400万円でも無理なのか?という状況でのご相談でした。

コロナ禍で求人数が少ない状況でも、高い給与を提示している複数の求人で面接に進まれていることは、おそらく高学歴であることや、外資系企業での実績、英語スキルなどに求人企業が興味を持ったからだと思われます。しかし、肝心な内定が取れない理由は、個々の求人企業で違いはあると思いますが、ざっくりと分析すると以下のようなことが考えられます。

前提①
障害者求人ながら、年収400万を超える高い給与を支払う求人は、当然ながら相応な業務&マネジメントのレベルが要求される。
前提② 徐々に求人数が増えつつあるが、未だコロナ禍の状況であり、多くの企業が採用全般を抑制している。

これらの前提の上で、企業規模(社員数)で区別して考えると…
1.社員数1千名以上の大企業で、障害者法定雇用が大幅に未達成で複数の障害者採用を行っているならば、新たに採用する障害者の人件費を考えると、年収400万円で、仮に精神3級の人をフルタイム採用をして障害者雇用ポイント1を得ることとが出来ます。同じ精神3級の人を時給1050円で週20時間勤務のパート社員(1050円×20h/週×4週×12カ月=年収100.8万円)として採用しても障害者雇用ポイントは同じ1ポイントであるなら、パート社員4名=4ポイントの人件費・約400万円と、年収400万円のフルタイム社員1名=1ポイントのどちらを採用したいと考えるか?

2.では、社員数1千名以上の大企業で、障害者法定雇用を達成している会社ならば、年収400万、600万、800万、1000万円を提示するハイスペックの求人において、障害者でも健常者でもどちらでも応募OKと言って、仮に最終選考に同等レベルの健常者と障害者が残った場合に、どちらを採用したいと考えるか?

3.一方、社員数が1千名未満の中企業や、社員数が100名前後の小企業・ベンチャーで、年収400万円以上の障害者求人がどれだけあるか?と考えると、景気の良い時でもこのゾーンの採用は人脈を通じて、リファラル採用となることが多く、コロナ禍で景気が低迷して採用を抑制している現在はハイスペック人材の採用は、障害者は勿論、健常者でも停止している可能性が高いので顕在化している求人がほぼ無い。

1年を通じて、頻繁に複数のエージェントWEBサイトに求人掲載されている有名な外資系コンサル企業の障害者求人などは一つの例となる気がしますが、時短勤務も可能とするアシスタントレベルの障害者求人から、年収700万でも800万でも出します!というハイスペック障害者求人まで複数の障害者求人がある企業は、本当に採用をしているポジションは年収・月給がどの程度なのでしょうか。本当のところは、その企業に教えてもらわないと分かりませんが、ハイスペック求人は「お飾り」のような気がします。

ちなみに、冒頭の相談を頂いた方は、希望年収を下げて求人を探し直すことはせず、転職プランを考えることにしました。自信を持ってできる業務・是非ともやりたい仕事を明確にし、その仕事であれば年収600万円(課長補佐)レベルの仕事を、障害への配慮を頂きつつ引き受けることが可能なので採用して頂ける場合は、初年度は評価期間として低い年収でスタートして構いません!とPRできる職務経歴書を大畑と一緒に作ります。そして今はまだ採用活動を行っていないけれど、潜在的に採用ニーズが高くなっていそうな中堅企業=今は採用抑制を続けているが、そろそろアフターコロナを見据えて採用再開を考えていそうな会社、あるいはコロナ特需=巣ごもり需要でネットビジネスが好調な会社で更なるマーケティング活動の拡大を検討しそうな会社へアプローチしましょう、というお話しでこれから一緒に活動する予定です。

この方に関しては、ネットに出ている顕在化した障害者求人から探すよりも、マーケティングの即戦力となる人財なら障害の有無に関係なく、直ぐに現場に入って欲しい!と思っているけど、今は求人が出てない100名~500名規模の中堅企業にこそ、この方が活躍できるステージがあると思います。

おひとりおひとりにあった転職プランを考えていきたいと思っています。


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4月1日以降・2021年度もアンプティパ(小さな一歩)は、コロナ禍で厳しい状況であっても動き続ける人、どんなに小さな一歩でも良いので進み続ける人と共に活動します。引き続き、宜しくお願い申し上げます。 無料登録いただきましたら、就職・転職に関するご相談をじっくり伺います。
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