■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】
先に申し上げておきますが、私は冒頭の質問が嫌いです。 しかし私が大手人材会社に勤務していた時に、登録者面談を行っていた際、チクチクと刺すような不快感を感じつつも時々お客様に尋ねていた質問です。
どのような時に、その質問をしていたかと言うと、年齢が40代後半もしくは50代や60代の在職中の方で高い収入を得ている方の転職支援を行う際に尋ねることが多かったです。高い収入を具体的に言うと、年収600万円、800万円、1000万円・・・という金額で、その金額を会社に支払わせるに相応しい専門性をお持ちのケースと、その高い年収に比例する責任と組織管理能力(マネジメントスキル)をお持ちのケースです。
これを思い出したのは、先日アンプティパに登録されたお客様から「大手エージェントには登録しているけど、経験・資格・年齢という表面的なところだけ見て『転職にあたり現在の収入を維持してスタートすることは困難だから、どこまで年収を下げますか?』と言われたり、『キャリアコンサルタント資格があるから、人事アシスタントで年収300万~350万円の求人に応募しませんか?』と言われる等、自分の希望とは違う提案をされることが続いたので、大手では無いエージェントを探してアンプティパを見つけました。」と言われたことでした。
その方は精神の手帳をお持ちながら、内部監査部門に現在の会社で初めて配属され5年が経過したところで年収が700万円を超えた40代の男性なのですが、大学院卒ながら働き過ぎて体調を崩し退職し、治療専念した時に手帳を取得し紆余曲折を経て今の会社(上場企業の子会社)に手帳を開示して入社されました。今の会社を直ぐに辞めないといけない理由は無いのですが、先々幾つかの懸念があり転職を考えて動き始めたけど、前述の通り、大手エージェントでは希望を伝えても『それは困難だから、こっちはどう?』ということ多かったそうです。
そして彼の希望は「子会社の内部監査ではなく、上場企業本社のコーポレートガバナンスに携わりたい」です。大学院卒の高学歴ながら、体調を崩し精神の手帳を取得し更新している経緯と既に40代となった現在、世の中はコロナ禍で求人が少ない状況であることを考えると、彼の希望を叶えることは確かに難しいことだと思います。しかし、求人が少ないからと言って、その少ない顕在化した障害者求人の中からしかマッチングをしない大手エージェントよりも、今は採用活動を停止されているように見える企業でもアプローチするアンプティパであれば、障害者手帳を持っていても仕事ができるなら、その能力・スキルを評価して採用をする可能性がある上場企業を探すことが出来るかもしれない、と彼が期待して登録されたことに是非ともお応えしたい!と思います。
大手エージェントが行わないこと、あるいは大手エージェントが無理だということを、敢えてやってみるのはアンプティパ創業の想いでもあります。大手エージェントの対応にガッカリした方、宜しければアンプティパに相談してみて下さい!
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4月1日以降・2021年度もアンプティパ(小さな一歩)は、コロナ禍で厳しい状況であっても動き続ける人、どんなに小さな一歩でも良いので進み続ける人と共に活動します。引き続き、宜しくお願い申し上げます。
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