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■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】

先日、都内のビル管理・清掃事業会社の人事の方より障害者採用のお問い合わせを頂きました。「障害者採用や雇用について詳しいことは分からないけど2名ほど採用したい」とのことで、法定雇用義務に対して2名分のマイナスが発生しているため年間120万円の納付金を支払っているけど、納付金を国に支払うより障害者を雇用して給与の支払いにしたい!でも、ビル管理や清掃の業務ができる障害者がいるのか?どのような働き方が可能なのか?分からない...とのことでした。

障害者採用や雇用に慣れてない企業の方は、その大半が中小企業であり、その中で初めて障害者を採用されるケースで比較的共通していることは、障害の種類や内容などの知識が少ないことと、その知識不足ゆえに障害者用の業務を切り出すという考え方よりも自社社員と一緒に働くことが出来る障害者がいるのか知りたいと仰ることです。

一方で、障害者採用や雇用に慣れている大企業では、障害をお持ちの方にやって頂く業務が、通常業務を行っている普通の社員の中から切り出して障害者用の仕事として特別に用意できており、比較的単純な仕事やアシスタント的な業務が障害者のやる仕事という枠組みができています。

もちろん、中小企業の中でも「障害者には、コピー用紙の補充やシュレッダーなど庶務雑務をお願いします」という会社もありますが、今回のお問い合わせの企業のように「罰金を払うぐらいなら、それを給与として支払い、障害者を雇用したい!仕事の出来る障害者はいますか?」と質問をされる会社の方が、対応をしていても嬉しくなります。

ただし、会社の規模や業種・職種によっては、障害が重い方でも可能な業務を作り出しやすいところもあれば、障害内容によっては決して対応できない業務・職種もあるので、障害者だから補助的業務の方が良いだろうという考え方と、普通の社員が行っている通常業務を障害者でも遂行できるように工夫をしたいという考え方の優劣を一概に決めつけることはできません。

それでも、今回のお問い合わせ企業に対して「マンションのごみ出しや共用部分の掃除業務を一人で行うことが出来る障害者や、巡回清掃チームの一員として働く障害者、そして本社の管理部門で事務職として働く障害者、そのいずれにも対応可能な障害者は、必ずいます!」と応えた時、この会社では障害者が補助・アシスタントの位置に固定化されないように支援したい!と強く思ったのは、アンプティパ・大畑の主観的な気持ちが働いていたような気がします。

アンプティパは求人企業の採用支援と共に、障害を持つ社員さんが、やりがいを持って長く働けるようにするための雇用支援として、障害者の担当する業務の見直しや指揮命令者の管理支援も行っております。また、ハローワークからの注意・指導への対応支援も行っておりますでの、企業人事の方もお気軽に相談連絡ください。


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