■ 【障がい者（障害者）就職･採用･転職コラム】
2021年3月6日（土）時点のlハローワークインターネットサービス掲載デ ータを、障害者求人（フルタイム＆パート）、就業場所：東京都、2/17～3/5 の期間で抽出すると３９３件の求人があり、デー タを整理してみました。
まず日々の新規登録件数の推移ですが、3 月1 日（月）は１８２件と突出しており、他の日が１０件前後で多くても４０件強な ので、採用担当の方は3/1 に求人登録を行うために２月末は求人票の作成に多忙だったこととお察しします。余談ですが、2022 年春の新卒採用活動は、やはり3/1 から解禁となったので、新卒採用も障害者採用も両方行っている会社の人事は超多忙な時期となっているはずです。
フルタイムとパート求人の比率は、３９３件＝フルタイム：１８６件（４７％）＋パート：２０７件（５３％）でした。
次に、この期間（2/17～3/5）の393 件の求人の中で、1 社あたりの求人件数が多い会社を抽出すると、最も多くの求人を登録 されているのは、株式会社ぱぱす：15 件、次があいおいニッセイ同和損害保険株式会社：13 件で、いずれも支店・店舗ごとに 1 件・1 名の求人が多数あります。
では、求人件数ではなく、求人人数が多い会社を、同じこの期間（2/17～3/5：393 件）で調べてみました。すると、1 社あたり の求人人数が最も多い会社は、アデコビジネスサポート株式会社：20 人で、次は15 人採用予定の株式会社ぱぱす、株式会社マーキュリーです。
このデータは、就業場所が東京都だけに絞り込んであるので、全国規模で支店・店舗での採用を行っている求人は含まれていな いため、もっと多数の求人件数や求人人数を登録している企業があるかもしれません。したがって埼玉、神奈川、千葉など首都 圏全体で分析すると、もう少し別の企業名が出てくる可能性がありますが、首都圏の求人動向をざっくりとみるなら東京だけの データでも的外れにはならないでしょう。
3/1 は民間企業の障害者法定雇用率が2.2%から2.3%へUP する日付であり、この日の登録求人が突出していることは、3/1 か ら法定雇用の不足分を採用し始めているようにも見えます。本当なら2 月末までに2.3%の雇用率を達成して3/1 を迎えることが法律を順守していることになるので、優良企業は昨年のうちに前倒しで採用を行っていました。しかし、3/1 時点で法定雇用率 が未達成で、慌てて障害者採用を行っている会社は、まだ良い方なのかもしれません。なぜならば、コロナの影響でリストラを 行っている会社も多くあり、障害者であっても退職勧奨を受けている人や既に退職した人も多く、そのような会社は障害者法定 雇用のことよりも、会社の存続をかけてコスト＆人員の削減を行っており、新たな人財の採用どころでは無い訳で、そのような 会社で勤務されている方々は、先々の不安も大きいことと思います。
1度に10 名、20 名の採用を行うような求人企業とのお取引は、多数の候補者を何度でも推薦できる大手エージェントが行っております。アンプティパは、そのような採用を行う企業ではなく、障害があっても、その候補者の熱意や、経験スキルをしっかり見極めて、おひとりおひとりを丁寧に選考し、雇用したら長期的に安心して働ける職場環境ができている…そのような優良企業と お取引をしたいと思っており、それを実行しています！
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