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■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】

新たにアンプティパへ登録された30代の方(精神障害3級~双極性)とZoomで面談をした際のお話しです。その方は20代のときはシナリオライターとして活躍しながら小説・同人誌の発行も行いつつ、流通・物流関連の会社で時給制契約社員として働いていたそうです。障害者手帳の取得を機に、職業能力開発センターのSEコースも受講して、現在はIT系の派遣会社に障害者雇用・契約社員として社内教育部門に勤務されてます。

その方の雇用期間は3月末までとのことで「4月1日以降の雇用期間の延長は…多分 大丈夫だと思うけれど、契約更新がもし無かったら、このタイミングで転職は可能なのか?」というお話しでした。

現在の勤務先に障害者雇用・契約社員として就業する前は、いわゆるフリーターとしての職歴が続いているので書類選考はNGとなることが多いことを懸念されていることも相談の背景にあったのですが、詳しくお話しを伺っている際のコミュニケーションの感じが、とても自然で話しやすく、ご勤務先でも周囲の方々と良好な関係を築いていらっしゃる様子が十分に伺えたことや、双極性障害の症状も就業前から長いこと寛解状態が続いている様子などから、この方の雇用を期間満了で終了する会社は100%無いだろうと思える面談でした。

したがって、大畑からは「契約更新は、きっと問題なく行われると思うので、その際に上司の方々が自分をどう評価しているのか?ぜひ確認すると共に、良い評価をされているなら思い切って昇給や正社員登用の希望をご自身から切り出してみては如何ですか?」とお話しをしました。

そして、数日後・2月末に「雇用契約は4/1から1年更新で、月給も●万円ほどUPしました。ただ、正社員登用は未だ早いようでした。ひとまず、次の1年で経験・スキルをもっと研鑽して、今よりも景気回復&求人増加がハッキリしたときに、もっと現職よりも良い会社・長期的に安心して働ける職場があれば転職できるよう頑張ります。これからも長期的に宜しくお願いします。」と嬉しい連絡がその方からありました。

契約社員=有期雇用社員として働いている場合、当たり前ですが雇用契約の期間が決まっており、雇用期間の終了日が年度末の3月31日となっている方は多数いらっしゃると思います。コンプラ重視の会社でなくても、ごく普通の一般的な会社であっても、雇用期間の終了日の1か月前までに雇用を継続するのか?終了とするのか?会社側の意向と本人のお気持ちを確認する面談=雇用契約の更新確認を行うことが普通です。

3カ月更新、6カ月更新、12カ月=1年更新などと、更新期間のパターンは様々ですが、どんな期間の更新でも雇用期間の終了日の1か月前に会社側と本人の間で更新確認を行うことは重要なことです。しかし、更新の確認という工程・作業が無く、なんとなく毎回更新されている…という方は、必ずいつか契約が終了するので、その時が突然やってくる不安を漠然と抱えて働くストレスが次第に溜まっていることと思います。

今回のお客様は、無事に1年更新となり更に昇給もあったという良いお話しですが、ぜひ契約更新のお話しを上司・会社側と行う際は、自分の働きぶり=評価を確認することも一緒に行い、良い評価を頂けたなら、昇給・昇格のリクエストも行ってみては如何でしょうか?

アンプティパでは、在職中の方でも、すぐに転職をする予定が無い方でも、働く上での不安や心配事があれば、どのようなことでも相談を承ります。


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