■ 【障がい者(障害者)就職・採用・転職コラム】
完全失業率
毎月、総務省から発表される統計データ:労働力調査の中に、年齢別の失業率推移があります。 令和2年9月末時点での最新データは、7月までの集計となりますが、全国の完全失業率は2.9%です。次回の発表(8月までの集計)は、全国の完全失業率が3%以上になる見込みで、年末にかけて4%を超えるかもしれないという記事を見かけることもあります。 しかし、全国の完全失業率を年単位で見てみると、2009年、2010年はリーマンショックの影響で5%を超えています。
今回のコロナショックは、リーマンショックよりも規模が大きいという記事もありますが、経済活動の自粛が徐々に緩和され、求人数も少しずつ回復している様子をみると、2年続けて完全失業率が5%を超えるような状況が、これから発生する気配は感じません。
むしろ、年齢階層別の完全失業率を見た際に、15歳~24歳の失業率が突出していることと、次に25歳~34歳の失業率の高さが気になります。月次データを見ると、この若年層の失業率の高さはコロナの影響が出る前から発生しています。
年が退職を余儀なくされる事態が進行すると、完全失業率のUPは当然ながら、経済活動が大きく落ち込むことで景気の停滞が長期化するので、企業経営者にはリストラすることなく事業を継続して頂くことに注力して欲しいです。
若者の失業率が高いということだけで、高齢者が若年者の雇用を奪っているとは言えませんが、就職・転職において若さは圧倒的に有利なハズなのに、就職できないのか?しないのか?いずれにしても、若い失業者が活躍できる仕事・職場を創出するビジネスには大きな可能性があると思います。
今のところ、弊社・アンプティパは、経験スキルが少ない障害をお持ちの方々への支援としては、継続就労支援A型事業所などと連携して短時間就労からスタートすることや、障害者クリエイターズバンクで在宅ワークや、短期・単発の仕事から経験を積んで頂く支援を行っています。登録者の人数が増え、紹介する仕事や、受託する業務の規模が大きくなった際には、その仕事自体で会社やお店を作って、より多くの方々を雇用できるようにしたい!と思っています。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。
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