■ 【障がい者（障害者）就職･採用･転職コラム】
転職回数が多くても、ダメじゃない！
20代中盤の若い登録者さんから「すでに転職回数が5回を超えていて、直近の3回は謎の体調不良で短期離職が続いているから、こんな職歴では就職は難しいですよね」とお問い合わせがありました。その方には、大事なポイントをお伝えしたうえで「転職回数が10回でも大丈夫！」と返信をしました。
この大事なポイントは、弊社が就職支援を行う際に必ず確認をする基本的なことですので皆さんにも改めてお伝えしようと思います。
転職回数が多くなったこと、短期離職が続いたことは これから新たに就職活動を行ううえでは、確かに評価が下がる過去の出来事です。ただその出来事を冷静に捉えることが大切です。
・なぜ退職をしたのか？
・その理由・原因をご自身が理解して、同じ理由では二度と退職しない対策をする
この2つの準備が出来ていれば安定して働くことは可能だと思います。
退職理由が、体調不良ということであれば、なぜ体調が悪くなったのか？体調悪化の原因やきっかけをしっかり振り返って検証しないといけません。
去年から「謎の体調不良に悩まされて…」と記述されてますが、どうして体調が悪くなるのか？ まったく見当もつかない、と文字通り「謎」であれば、いつ体調が悪化するのか？予想もできない不安定な状況であり、働いても良い状況とはとても思えません。
体調が悪くなる原因・きっかけが分からない、推測もできないという状況の時は、就職することを考えるのではなく、ご自身の身体を、心身を、整えることを最優先にすることが大事だと思います。
主治医の診断にご自身が納得をして自分の体調不良、障害を受け入ることが出来ていれば、症状ができるだけ発症しないよう、対策が立てられます。主治医の指示通りに治療をしても症状が改善しないのであれば 別のクリニック・主治医を探し、別の治療・服薬を試す必要もあるでしょう。
体調不良の原因が 職場環境（人間関係や雰囲気）や新しい業務・仕事に適応できてない事が原因であることもあります。もし、そうであれば自分の調子が悪くなる原因・ストレス要因を、自分で考えて見出すことが大事です。
ご自身の身体や心が、過去の短期離職の原因を理解・把握でき、そのようなことを繰り返さない為の対策が分かっていれば、体調が悪化して動けなくなる前に予防策を実行できるから安心して働ける！と自信を持って言えるはずです。その気持ちは採用面接に行く時にも勇気をくれるはずです。そこまで ご自身で準備出来た方には「過去に10回転職していても、大丈夫です。」と言いたいです。
こんな職歴だと就職は難しいですよね？…と、悲観的になっている時は、まだ働く準備が整っていないのだと思います。
「今までに6社経験していますが、今度は、長く働きたいと思っています！ バリバリ働くので、期待して下さい！！」と元気に自己PRできるようになれば、転職歴が多くても、期待をして採用する会社は必ずあります！
上場大企業の中には、転職回数が多いと書類選考でNGとする会社もあります。応募希望者の現在を見ることなく、その人の将来の可能性を考えることもしない、そんな会社はこちらからお断りで良いと思います。だから、そんな会社が存在することを恐れる必要はありません。転職回数が多いと減点されるかもしれないけど、それだけで選考NGとせず、今の体調や働く意欲をしっかり確認し、もし入社して頂いたら、頑張り続けることが出来そうか？という選考をして下さる会社に、しっかり準備を整えて応募すれば大丈夫です。
年齢や転職回数より、その人の可能性を見て下さる会社は、条件によっては簡単に見つけることが出来ませんが、アンプティパは働く準備が整い、働く意欲もある方と一緒に、ご希望にマッチする会社を探します。
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